皆さんご存知の『成長ホルモン』

身長のことで悩んでいる人は良く調べると思います。かく言う私も何度か調べたことがあります…。

 

成長ホルモンは、身体の身長を伸ばす為だけのものではありません。

 

本日はそんなわりとメジャーな成長ホルモンについてお話させていただきます。

 

|成長ホルモンの作用|

成長ホルモンは191個のアミノ酸で構成されており、脳みその脳下垂体前葉と呼ばれるところから分泌されるホルモンです。

 

成長ホルモンの作用としては、主に成長と代謝のコントロールがあります。

 

成長への作用

  • 骨の伸長
    →軟骨細胞の分裂と増殖を促進させて、骨を大きくする。(身長が伸びるのはこの作用のお陰。)
  • 筋肉の成長
    →特定のアミノ酸の取り込みを促し、タンパク質合成を促進して筋肉を成長させる。

 

成長への作用に関してはこの2点があります。

骨の伸長に関しては、成長限界を迎えるまでは大きくなります。

 

■代謝への作用

  • 代謝の促進
    →炭水化物、脂質、タンパク質の代謝を促進する
  • 血糖値の上昇
    →肝臓にて糖を貯蔵するグリコーゲンの分解を促し、血糖値を下げるインスリンの分泌を抑制する
  • 恒常性の維持
    →カルシウム濃度などを一定に保ち、体内の恒常性を維持する。(恒常性とは、生物の内部環境を一定に保ち続けること)
  • 体脂肪動員の促進
    →エネルギー不足の状態の時、脂肪組織から脂肪を放出させる。

 

と様々な作用があります。

上記は人間がより良く生活するうえで、非常に重要な作用になります。なので、成人したからと言って、成長ホルモンを軽く見てはいけません!!

 

|分泌される条件|

分泌される条件として、空腹や血糖値など様々な条件はありますが、中でも肉体的ストレスと睡眠に関してお話します。

 

■肉体的ストレス

先ほど書いたように、成長ホルモンは筋肉の成長と大きくかかわっています。そのため、筋トレなどを行い筋肉が傷つくと修復させるためにより多く成長ホルモンを分泌します。

成長ホルモンは、トレーニングを行ってからランニングなどの有酸素運動を行う方が、ランニングからトレーニングよりも多く分泌されます。1)

 

睡眠

睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠に分かれます。

これは眠りの深さに関係し、ノンレム睡眠は深い眠りの状態を表します。

このノンレム睡眠の中でもステージ1・ステージ2・徐波睡眠という3段階があり、この徐波睡眠の際に成長ホルモンが分泌されます

 

成長ホルモンをたくさん分泌する睡眠のポイントは、早寝早起きではなく…

睡眠開始3時間以内に深い眠りに入ることです。2)

 

|最後に|

成長ホルモンは身体に様々な恩恵を与えてくれます。

しかし、このホルモンは加齢や身体活動の量などにも影響が出てくるため、次第に減少していきます。

ということで次回は、『睡眠開始3時間以内に深い眠りに入る方法』と『成長ホルモンの分泌量を減少させないために行うこと』を紹介していきます。

 

次回もお楽しみに~^^

 

参考文献

1)Goto, Kazushige, Naokata Ishii, and Kaoru Takamatsu. “Growth hormone response to training regimen with combined high-and low-intensity resistance exercises.” International Journal of Sport and Health Science 2 (2004): 111-118.

2) Van Cauter E, et al:Principles and Practice of Sleep Medicine. 5th ed. Kryger MH, et al, ed. Saunders, 2011, p291.