以前の記事で「健康経営は生産性を上げる可能性があると言われている」と紹介しました。

 

いきなり話は逸れてしまいますが、今の日本のメディアやwebの記事を見ていると「生産性」という言葉について、とても色々な解釈があるなぁと、私見ですが思っています。

 

「生産性」という事をきちんと話すには長くなりますので省略致しますが、ぜひきちんと把握して頂ければと思います。

 

生産性の中でも、今回はあくまで「労働生産性」が上がるかもしれない、という記事をご紹介していきます!

 

 

流れは、

①悲しい日本の職場データの紹介

②健康と労働生産性の関係を示すデータの紹介

という形で書いていきたいと思います。

 

 

|   日本の職場データ   |

実は日本は世界と比べて、とても仕事に対してのやる気がないし、職場満足度もとても低いデータが出ています。

 

最初見たときは苦笑いしてしまいましたが、とても悲しく、深刻な問題な気がしています。

 

 

まずは下のデータをご覧下さい。*1

このデータは、オランダを本社として39の国と地域に世界展開している企業の調査結果です。

 

世界と比べて、日本は全然仕事に対するエネルギーがありませんね。

世界と比べて半分以下です。

 

毎日何時間も仕事を行うのに、毎日仕事に対するエネルギーを持たずに生きている人が多い日本。

毎日の積み重ねはとても大きいものですし、人生の満足度にも影響するかもしれません。

とても悲しいです。

 

 

 

そして、次のデータ。*2

こちらはアメリカの企業で、世界展開している100年以上の歴史を持つ会社の調査です。

 

「エンゲージメント」とは、簡単に言えば「愛着心」や「思い入れ」です。

 

日本は、会社に対して愛着心がとても高く、職場満足度もとても高いのは、たった1%という事です。

ちなみに、この数値は世界ワースト1位です。

 

また、オレンジの部分が小さくて、青い部分が大きいのも特徴です。

日本は、愛着心も低くて職場満足度も低い割合がとても高いですね。

 

 

2つのデータ共に言える事ですが、日本は世界共通のアンケート調査を行うときに、「国民性から控えめに答える」という事で調整される場合もありますので、その国民性を考慮した上でデータを見るべきかもしれませんし、関係ないかもしれません。

 

 

単純なデータとしては、残念ながら上の通りでした。

 

 

|   健康経営がこの事態を救う?   |

 

 

さて、残念な職場でしたが、下に健康経営の可能性を示すデータをご紹介します。*3

自分が働いている会社が、自分たちの健康保持・増進をしている」と思っている社員は、高いパフォーマンスを発揮しています。

 

反対に「自分たちの健康保持・増進を会社が行っていない」と思っている社員(グラフ上の「そう思わない」と回答している人たち)は、仕事のパフォーマンスが低いようですね。

 

このデータからは、健康経営のような施策をする事によって、社員の仕事のパフォーマンス(労働生産性)が上がる可能性が高いことが見られます。

 

 

|    まとめ    |

Business Colleagues Together Teamwork Working Office

 

まとめますと、日本の働く人々は世界と比べて、仕事に対するエネルギーが低く、愛着心も職場満足度も低いです。

 

そして「自分たちの会社は自分たちの健康に配慮している」と思っている社員は、配慮していないと思う社員に比べて2.6倍、高いパフォーマンスを発揮しています。

 

つまり、健康経営は「労働生産性」の向上に貢献できる可能性があり、愛着心や職場満足度といったものもあげる事ができるかもしれません。

 

 

日本はこれから少子高齢化が進みながら人口が減り、国内の産業が縮小し、GDPが減少する. . .と、マイナスな事が目につきます。

 

しかし、今回挙げたようなデータは、世界と比べても改善の余地のある部分、つまり伸びしろがある部分です。

 

 

しかも、すでにアメリカを中心に多くの大企業や中小企業が健康経営に取り組んでいます。

取り組む理由は、確実に企業にとって良い効果が見込める証拠が多く出ているからです。

 

 

今の日本は健康経営に取り組む企業がまだまだ少ないので、逆にチャンスだと思います。

しかし、大切な社員様に関わることですので、「流行りだから!」と導入せず、しっかりと事実やデータを把握した上で、健康経営を目指すのが良いと思います。

 

 

今後も健康経営やそれに関わる情報を発信していきますので、お楽しみに!

ではでは〜

 

 

 

参考文献

*1:労働意識調査ランスタッド・ワークモニター2014年第1四半期 を基に作成

*2:Steelcase社 グローバルレポート 世界のエンゲージメントと 職場環境実態 を基に作成

*3:日経リサーチ 平成27年度 健康経営度調査 を基に作成